MLBが“議論”開始、まさかのルールに米メディア困惑 矛盾点を指摘「ぐちゃぐちゃになる」
MLBコミッショナーは「ゴールデン・アットバット」導入が話題になっていると明らかに
メジャーリーグが1試合に1度だけ、打順に関係なく“最強打者”を打席に送る新ルール「ゴールデン・アットバット」の導入を協議していると米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」が2日(日本時間3日)、伝えた。ロブ・マンフレッドコミッショナーがポッドキャスト番組で語ったという。
同誌は「ロブ・マンフレッドはMLBオーナー陣の間で『ゴールデン・アットバット』が話題を呼んでいると主張」の見出しで伝えた。マンフレッド氏はポッドキャスト番組で「そのルールは、まだまだ話題に上がっている段階」と述べたという。
「ゴールデン・アットバット」は1試合に1度だけ、“重要な場面”で最強打者が打席に入れるというもの。もし採用された場合、ドジャースなら大谷翔平投手がこのルールによって打席に立つ機会が増えることも考えられる。
記事では「ゴールデン・アットバットで打席に立つことになった選手が元の打順のひとつ前の打順で打って塁に出たら、その選手の打順では誰が打つのか? このケースで出塁した場合、元々の打順の選手が走者になり、ゴールデン・アットバットで採用された選手は連続して打席に立つのか?」などと問題点を指摘している。
さらに「ひとつ、確かなことがある。ルールがゆくゆく採用されれば、スコアカードは本当にぐちゃぐちゃになる」とも。野球の本質が損なわれることへの懸念も示している。
(Full-Count編集部)