大物が直面した“大幅減給” 元MVPは1億円&41歳は5000万円、元ドラ1も…5日の契約更改
広島・菊池は現状維持の2億5000万円でサイン
5日に行われたプロ野球の契約更改では、各球団で大物が続々と登場。パ・リーグ王者のソフトバンク・柳田悠岐外野手は1億円ダウンの来季年俸4億7000万円でサイン。西武の41歳ベテラン、中村剛也内野手は5000万円減の1億円で更改した。(金額はいずれも推定、以下同)
2019年オフに7年契約を結び、今季5年目だった36歳の柳田は1億円ダウンの4億7000万円。今季は右太もも裏の負傷で約4か月の離脱を余儀なくされ、52試合の出場にとどまった。「1億円くらいダウンです。しょうがないかなという気持ちです」と険しい表情。「不甲斐ない形で終わってしまったので。残念な1年でした」と振り返った。
34歳右腕、2012年ドラフト1位の東浜巨投手は3年契約の2年目を終えた。金額は公表されていないが1億5000万円前後とみられる。今季は11試合に登板して3勝2敗、防御率3.38に終わり「年齢も重ねてきて、今年こういう成績で終わっているので。来年もこのような結果なら自分の野球人生が終わっていくんだろうなという思いは強いです」と危機感も募らせた。
中村剛は5000万円減の1億円。58試合出場、打率.191(188打数36安打)、7本塁打14打点に終わった。チームも球団ワーストの91敗(49勝3分け)で、優勝したソフトバンクに42ゲーム差をつけられての最下位だった。
「弱いなと思いました。僕自身貢献できなかったので、しっかり勝ちに貢献したいです」と反省。残り22本に迫る通算500本塁打に向けては「もちろん打ちたいですが、あまり気にせず、1日1日をしっかり過ごしていきたい」と語った。2018年ドラフト1位の松本航投手は600万円減の年俸5200万円でサインした。
広島の菊池涼介内野手は現状維持の年俸2億5000万円プラス出来高払いで更改した。来季は2年契約の2年目。今季は出場136試合で打率.241、9本塁打、38打点に終わった。
(Full-Count編集部)