1147億円契約も“後払い無し”…ヤ軍は16年1139億円提示も敗れる、ソトの歴史的契約詳細
ヤンキースとの争奪戦を制す
ヤンキースからFAとなったフアン・ソト外野手がメッツと15年総額7億6500万ドル(約1147億円)で契約合意した。ニューヨーク・ポスト紙のジョン・ヘイマン記者ら米複数メディアが8日(日本時間9日)に一斉に伝えた。昨オフに大谷翔平投手とドジャースが結んだ10年7億ドル(約1049億円)の契約を超えるプロスポーツ史上最高額の契約となる。
米記者は続々と契約の詳細を伝えた。ヘイマン記者によると、今季まで所属したヤンキースは16年総額7億6000万ドル(約1139億円)の契約を提示したといい、歴史的な争奪戦をメッツが制したこととなった。そして、今回の歴史的契約の詳細情報も明らかになっている。
米スポーツ局「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると、後払いは含まれておらず、エスカレーター条項(設定された条件を満たすことで年俸が増える仕組み)で総額は8億ドル(約1199億円)を超える可能性もあるという。また米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者の報道では、7500万ドル(約112億4100万円)の契約金が含まれているという。そしてメッツの地元紙「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者によると、5シーズン終了後に契約破棄権が付いているとした。
ソトは2018年に19歳の若さでナショナルズでメジャーデビュー。翌2019年には打率.282、34本塁打、110打点の成績を収め、球団初の世界一に貢献した。2022年途中にパドレスへ移籍。ヤンキースへ移った今季は年俸3100万ドル(約46億5000万円)で契約に合意し、年俸調停権を持つ選手としては、大谷の3000万ドル(約45億円)を抜き、史上最高額となっていた。
今季はヤンキースで打率.288、自己最多となる41本塁打、109打点、OPS.989の好成績をマーク。MVP投票では3位に入った。
(Full-Count編集部)