ド軍が次に狙うは“大谷キラー”? 72登板&防御率1.75…PSで発揮した衝撃能力

パドレスからFAとなっているタナー・スコット【写真:Getty Images】
パドレスからFAとなっているタナー・スコット【写真:Getty Images】

9日にはブレイク・トライネンと2年2200万ドル(約33億円)で再契約

 補強の手を緩める気配はないようだ。大谷翔平、山本由伸両投手が所属するドジャースは8日(日本時間9日)、ブレイク・トライネン投手と2年2200万ドル(約33億円)で再契約を結ぶことで合意した。リリーフ陣に頼れるベテランを獲得したが、地元記者によるとさらに“大物”を加える可能性が高いという。

 米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のドジャース番、ファビアン・アルダヤ記者は9日(同10日)、「ドジャースはブレイク・トライネンとの再契約の後でも依然としてまたリリーフ投手を補強を狙っている:関係者筋の情報」として記事を寄稿。パドレスからFAとなっている左腕タナー・スコット、そしてブルワーズの守護神、デビン・ウィリアムズのトレード獲得を目指していると報じた。

 30歳のスコットは今季マーリンズで開幕し、44試合に投げて6勝5敗18セーブ、防御率1.18の好成績を残して初めてオールスターに選出された。その後パドレスへトレード移籍後も活躍し、年間では72登板で防御率1.75、アメリカの代表的な記録サイト「ベースボール・リファレンス」のWARでは救援投手リーグ1位の4.0を記録した。ポストシーズンでは6試合投げて無失点。ドジャースとの地区シリーズでは大谷の打席前に投入されることが多く、4度の対戦で全て三振に打ち取った。

 アルダヤ記者は「スコットはFA救援投手ランキングで1位に位置付けられており、過去2年間で防御率2.04、150イニングで188奪三振という圧倒的な成績を残している。ドジャースは昨年のトレードデッドラインでスコットを獲得しようとした」と言及した。そして「パドレスはこの剛腕を起用し、ショウヘイ・オオタニを無効化した。そして、スコットの素晴らしいボールに、ドジャースの関係者は驚かされた」とした。

 また、2020年新人王にして2023年に49セーブを記録したウィリアムズに関しても「ドジャースはトレードを模索するう可能性がある」という。ブルワーズはウィリアムズの年俸1050万ドル(約16億円)のオプションを破棄しており、現在は年俸調停の交渉に入っている。アルダヤ記者は「ブルワーズは彼を使って先発投手や内野の補強など、他のニーズを満たすことを検討している可能性がある。他の優勝候補チームと同様に、ドジャースもウィリアムズに強い関心を示してる」とした。

(Full-Count編集部)

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