ソトの1147億円で…浮上した大谷翔平の“お得感” LA記者感謝「毎日良くなっている」

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

ソトは総額・年数・年平均で歴代最高額を更新も…

“お得”ぶりが改めて脚光を浴びている。今オフのFA市場で最も注目されていたフアン・ソト外野手は8日(日本時間9日)、メッツと15年総額7億6500万ドル(約1147億円)で契約したと報じられた。ドジャース・大谷翔平投手の10年7億ドル(約1059億円)を上回る、スポーツ史上最高額の超大型契約。一方でドジャース番記者は「毎日どんどん良くなっているように思える」と、大谷に“感謝”を述べている。

 ワールドシリーズ中に26歳の誕生日を迎えたソトは、2018年に19歳の若さでナショナルズでメジャーデビュー。翌2019年には打率.282、34本塁打、110打点の成績を収め、球団初の世界一に貢献した。2022年途中にパドレスへ移籍。ヤンキースへ移った今季は打率.288、自己最多となる41本塁打、109打点、OPS.989の好成績をマーク。MVP投票では3位に入った。

 歴史的にも傑出した打棒に加えて年齢面の若さから昨年に大谷が結んだ契約に迫るのでは、と見られていたが、大物代理人スコット・ボラス氏の手腕もあってか歴代最高契約を更新した。総額だけでなく、年平均5100万ドル(約76億5000万円)、15年の期間も史上最高。後払いはついていないという。

 球界内外を問わず反響を呼ぶ中、LA地元メディア「ドジャース・ネーション」のノア・カムラス氏は自身のX(旧ツイッター)を更新。「フアン・ソトがメッツと結んだ契約は、現在の価値はショウヘイ・オオタニがドジャースと結んだ契約よりも約3億ドル高い。フアン・ソトは世代を代表する選手だが……マジか」と思わず言葉が漏れた。

 続けて「ドジャースとオオタニが結んだ契約は、どういうわけか毎日どんどん良くなっているように思える」とし、改めてその価値に注目した。大谷は年俸の97%が後払いとなっており、チームの総年俸への負担を大きく減らしたことで山本由伸投手らの大型契約につなげた。さらに、大谷の移籍に伴い、ドジャースは数々の日本企業との契約を締結。米メディアによると、“大谷効果”でドジャースは少なくとも今季1億2000万ドル(約183億円)を稼いだとされている。

(Full-Count編集部)

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