大谷翔平が選ぶ今年の漢字は「一」 前人未到50-50よりも…貫き続けるチームへの思い

ドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
ドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

NPB時代は年明けの始動時に聞かれるのが恒例「久々にその質問来ましたね」

 ドジャースの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、報道陣のオンライン取材に応じた。移籍1年目の今季は前人未到の「54本塁打&59盗塁」を記録し、悲願のワールドシリーズ制覇。今年の漢字に「一」を挙げた。

 悩んだ上での一文字だ。NPB時代、年明けの始動時に報道陣から今年の漢字一文字を聞かれるのが恒例だった。「今年を漢字一文字で表すなら?」。実に7年ぶりに報道陣から問われると、思わず笑い声が漏れた。

「久々にその質問来ましたね。ふふふ。何ですかね。えー、なんだろう。優勝の『優』でもあり、一番の『一』でもあり、50-50の『五』でもあり。たくさんあるんですけどね(笑)」

「1つ選ぶなら」。“追い質問”をされると、笑いながらも一文字を決めた。

「1個? 『一』じゃないですか。じゃあ。優勝の一番になったということと、移籍1年目だったということと……という感じですかね」

 NPB時代の2013、2014年は「勝」で、2015年は「翔」に設定。2016年は「超」、2017年は「無」だった。「常に常識や限界を超えてくる。ご自身ではどう思っているのか?」との問いには、こう語った。

「野球を始めた頃からメジャーリーグにやってきて、本塁打王になったりとか、MVPをいただいたりとか、優勝できたりとか、というところまで最初から想像できたわけではない。上がっていくにつれて、少しずつ見える先が広がってきたような感じではある」

「この先もそれはあまり変わらないんじゃないかなと思う。少し先を見据えるくらいで十分なのかなというか、そのくらいがちょうどいいのかなとは思ったりはしています」

 二刀流復活、ワールドシリーズ連覇が期待される2025年。前へ前へと突き進むユニコーンは、どんな一文字を掲げるのだろうか。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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