ベッツが遊撃手再転向「断固たる決意で」 外野で6度のGG賞も…編成トップ「自信満々」

ドジャースのムーキー・ベッツ【写真:ロイター】
ドジャースのムーキー・ベッツ【写真:ロイター】

フリードマン編成本部長「彼は断固たる決意で挑んでいる。自信満々だ」

 ドジャースのムーキー・ベッツ内野手は来季から再び遊撃手としてプレーする。アンドリュー・フリードマン編成本部長は10日(日本時間11日)、報道陣の取材に応じ、再転向の裏側を打ち明けた。

 ベッツは今季開幕後に遊撃手として出場したが、6月中旬に死球を受けて左手を骨折。8月の復帰以降は右翼へ回った。スプリングトレーニングでは二塁手として準備。結果的に、今季は遊撃で61試合、二塁で12試合、右翼で42試合に先発出場した。

 遊撃へのコンバートはチーム事情ではなく、ベッツ本人の意向だという。フリードマン編成本部長は「彼は断固たる決意で挑んでいる。(遊撃手転向に)自信満々だ。私も喜んでムーキーに賭けたいと思っている。難しいポジションだけど、彼はうまく対処していた。送球、守備範囲、手の使い方とかね。そして、彼は優れた肩を持ち合わせている」と語った。

 外野手として6度のゴールドグラブ賞を受賞する名手だが、来季以降は遊撃手に定着する可能性は「間違いなくある」という。だが、チームにはエドマンら万能選手が揃っている。「今は目の前のことに集中して、長期的な話はあまりしたくない。その必要はないからね。ユーティリティ性のある選手が揃っているから、チームに柔軟性がある。でも、ムーキーは練習熱心だから全力で挑んでくれると確信している」とフリードマン編成本部長は語った。

 今季中のコンバートについても、フリードマン編成本部長は「彼はチーム思いのスーパースターだ。遊撃手としてプレーすることを望んでいたけど、復帰後はロハスが好調だったからチームのために右翼手としてプレーすると言ってくれた。そう発言すると予想していたけど、勝利だけを追及すると示してくれたことで、(右翼手復帰を)進めやすくなった」と振り返っていた。ベッツが求めているのはドジャースが勝つことだけだ。

(Full-Count編集部)

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