FA戦士は熟考でロッテへ、燕は159キロ右腕と合意 ハムは逸材19歳と契約延長…11日の去就
鷹FAの石川はロッテ移籍、燕は新外国人・バウマンの獲得を発表した
ロッテは11日、ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権を行使していた石川柊太投手の獲得を発表した。ヤクルトはマーリンズからマイク・バウマン投手の獲得を発表するなど、新たな契約が続々と発表された。
オフの注目FA選手の1人で通算56勝の32歳右腕・石川は、11月8日のFA宣言から1か月以上、熟考を重ねてロッテ移籍を決断。球団を通じて「野球人生の次のステージを千葉ロッテマリーンズさんでスタートさせていただくことが決まりました」と報告。「吉井監督を胴上げし、ファンの皆様に喜んでいただけるピッチングをする覚悟と勇気を持って戦っていきます」と決意を述べた。
ヤクルトは29歳のバウマンの獲得を発表。193センチ、105キロ、最速159キロの大型右腕で、メジャー通算134試合登板で15勝6敗、防御率4.95。マイナーでは103試合登板、30勝22敗、防御率3.07だった。米報道によると今季は直球の平均球速が96.7マイル(約155.6キロ)に達し、ナックルカーブ、スライダー、チェンジアップ、シンカーと5球種を投げ分けているという。ヤクルトでは背番号58となる。
日本ハムは育成の孫易磊(スン・イーレイ)投手と来季の契約が合意に達したと発表した。台湾出身の19歳は来季の支配下登録を目指す。昨年のU18ワールドカップでは台湾代表のエースとして活躍した最速157キロ右腕。日米の複数球団から注目されたが、2023年9月に4年間の育成契約で加入した。イースタン・リーグでは15試合登板(4先発)で2勝2敗、防御率3.86。25回2/3を投げ、24奪三振、8四球だった。
阪神は鈴木勇斗選手との育成選手契約を結んだと発表。2021年ドラフト2位入団も1軍出場機会はなく、今季は2軍で16試合の登板で0勝3敗、防御率4.62。今月2日に自由契約選手として公示されていた。25歳左腕は背番号121で再スタートを切る。
(Full-Count編集部)