ドラ3に続き1位が現ドラ移籍…全9人で残留は最終指名の31歳だけ ロッテの2015年組

2015年ドラフトでロッテから指名された成田翔、平沢大河、東條大樹(左から)【写真:荒川祐史、小林靖】
2015年ドラフトでロッテから指名された成田翔、平沢大河、東條大樹(左から)【写真:荒川祐史、小林靖】

ロッテの2015年ドラフト1位・平沢は現役ドラフトで西武へ

 出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させる現役ドラフトの第3回が9日に行われ、ロッテの平沢大河内野手は西武への移籍が決まった。2015年ドラフト1位の平沢と同期入団だった、3位の成田翔投手は第1回現役ドラフトでヤクルトに移籍するなど、ロッテの2015年組は育成2位で最終指名となった柿沼友哉捕手しかチームに残っていない。

 仙台育英高から1位で入団した平沢は高卒生え抜き、甘いルックスで人気選手だったが、今季は1軍出場機会なしに終わった。入団9年間で最高打率は2018年の.213と周囲が望むような結果は残せなかった。

 3位で秋田商から入団した成田も、平沢とともに人気を博したが1軍で活躍するにはいたらずに2022年オフの現役ドラフトでヤクルトに移籍。1年目の2023年は3試合の登板に終わり、オフに戦力外通告を受けた。

 JR東日本から4位で入団した東條大樹投手は2019年に58試合、2020年に39試合に登板。2021年に5試合に激減したが、2022年に59試合と復活した。しかし、2023年に調子を崩し、今季は1軍出場機会がなしに終わるとオフに戦力外となった。

 同じくJR東日本から2位入団の関谷亮太投手は2019年、専大松戸高から5位の原嵩投手は2021年、宮崎梅田学園から6位の信樂(しがらき)晃史投手は2017年に戦力外。7位でJR西日本から入団した高野圭佑投手は2019年7月に阪神にトレードされると、翌年に戦力外となった。

 育成では1位で大木貴将内野手が四国ILの香川から入団したが2019年に戦力外に。同2位入団の柿沼友哉捕手が2年目の2017年7月に支配下登録されると、ここまで主に捕手の控えとしてチームを支えた。来季もロッテでプレーするのは9人のうち31歳の柿沼だけ。ファンからは「切なすぎる」「残りを数えた方が早くなっている」と“嘆き”の声があがっている。

(Full-Count編集部)

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