通算341発アレナド、アストロズ移籍を拒否 トレード消滅、ド軍などを模索か
アレナドは全球団へのトレード拒否権を保有
カージナルスのノーラン・アレナド内野手がアストロズへのトレード移籍を拒否した。MLB公式サイトが18日(日本時間19日)に伝えた。
両球団はアレナドを含めたトレードを協議していたが、全球団へのトレード拒否権を持つアレナドがアストロズへの移籍を容認しなかった。MLB公式サイトは「アストロズのノーラン・アレナド獲得が大きな障害にぶつかった」と報じた。
アレナドは移籍先について「今すぐ勝てるチーム」を熱望。一方、アストロズは主砲のカイル・タッカー外野手をカブスへトレード放出していた。同サイトは「タッカーをカブスへトレードしてしまったことが、アレナドを獲得する努力の助けになったはずがない」と報じている。
カージナルス側はアレナドの年俸の一部、1500万ドル~2000万ドル(約23億2200万円~30億9600万円)を負担する意向だったというが、今回の交渉でトレードは実現しなかった。これまでにアレナドが移籍を容認する球団として、ドジャース、パドレス、エンゼルス、フィリーズ、メッツ、レッドソックスが挙がっている。
33歳のアレナドは通算341本塁打を放ち、守備でも10度のゴールドグラブ賞を誇る。今季は152試合出場し、打率.272、16本塁打、71打点だった。アストロズは2度のワールドシリーズ制覇に貢献したアレックス・ブレグマン内野手がFAに。三塁手が補強ポイントとなっている。