“パンパン”のロッテ支配下…大量13人戦力外の裏で残り「2」 積極補強で限られた選択肢

ロッテ・吉井理人監督【写真:小池義弘】
ロッテ・吉井理人監督【写真:小池義弘】

ドラフト会議では支配下6人指名

 今季パ・リーグ3位に終わったロッテ。3年目の指揮を執る吉井理人監督の下で、来季は20年ぶりのリーグ優勝を目指す。このオフはエースの佐々木朗希投手がポスティングシステムでのメジャー移籍を目指し、去就が注目される中、チームは積極的に補強。支配下枠は「68」となっている。

 10月6日の第1次戦力外通告期間で、ロッテは東條大樹投手、本前郁也投手ら計13人に来季の契約を行わない旨を通知した。さらに吉田凌投手にも通達し、計14人が戦力外となった。さらに、CC・メルセデス投手、ダラス・カイケル投手、ジミー・コルデロ投手が契約保留者名簿から外れた。

 一方で今年のドラフト会議では、支配下6人、育成3人を指名した。1位では大学屈指の強打者、西川史礁外野手をオリックスとの競合の末に獲得に成功。即戦力として期待されている。そのうち高校生の指名は4位の坂井遼投手(関東第一)だけで、即戦力路線に舵を切った。

 佐々木のメジャー挑戦の裏で、チームは補強を重ねた。12月に入り、2022年に24ホールドを挙げた剛腕タイロン・ゲレーロ投手が1年ぶりに復帰。現役ドラフトでは、かつてのドラ1・平沢大河内野手が西武へ移ったが、中日の“未完の大器”石垣雅海内野手が加入した。そして、ソフトバンクのエース格だった石川柊太投手の争奪戦に勝利し、先発ローテーションは充実。ブライアン・サモンズ投手も加わった。

 大量13人に戦力外通告を出したが、支配下は7人だけでそこまで枠は開かなかった。支配下枠は「68」となり、残りは2。佐々木の去就で前後はするものの、大幅な動きは難しい状況だ。限られた中で今後はどんなプランで編成していくのだろうか。

(Full-Count編集部)

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