“パの壁”で打撃3部門ダウンの打者 2冠王奪回、初の規定到達も…FA移籍1年目の明暗

ソフトバンク・山川穂高(左)とオリックス・西川龍馬【写真:荒川祐史、小池義弘】
ソフトバンク・山川穂高(左)とオリックス・西川龍馬【写真:荒川祐史、小池義弘】

中日FA福谷の日本ハム移籍が決定、昨オフにFA移籍した選手の今季成績は?

 日本ハムは24日、中日から国内フリーエージェント(FA)権を行使した福谷浩司投手を獲得したと発表した。これで今オフにFA宣言した全9選手の来季所属先が決まった。FA移籍から1年が経った4選手の今シーズンはどうだったか。

 2023年オフにFA宣言したのは4選手。最も奮闘したのは、西武からソフトバンクへ移った山川穂高内野手だろう。2023年は不祥事の影響でアーチなしに終わったが、移籍1年目は全試合で4番を務めて34本塁打、99打点と大活躍。2022年以来2年ぶりの打撃2冠王に輝き、チームのリーグ優勝に大きく貢献した。

 オリックスから日本ハムへ移籍した山崎福也投手は2年連続の2桁となる10勝(6敗)を挙げ、防御率3.17をマーク。自身初めて規定投球回に到達した。チーム6年ぶりのクライマックスシリーズ進出に貢献した。オールスターにも2年連続で出場した。

 悔しい思いをしたのは広島からオリックス入りした西川龍馬外野手か。チーム最多138試合に出場し、打率.258、7本塁打、46打点。チームトップの11盗塁を記録したものの、セ・パの違いに苦戦したのか、打撃3部門は広島時代の昨季(打率.305、9本塁打、56打点)から成績を落とした。チームもリーグ5位に沈んだ。

 なお、楽天から海外FA権でパドレスへ移籍した松井裕樹投手は64試合に登板。4勝2敗9ホールド、防御率3.73をマークし、チームもポストシーズンへ進出した。

 このオフにFA移籍したヤクルト・茂木栄五郎内野手(楽天)、ロッテ・石川柊太投手(ソフトバンク)、オリックス・九里亜蓮投手(広島)、巨人・甲斐拓也捕手(ソフトバンク)、日本ハム・福谷浩司投手(中日)、オリオールズ・菅野智之投手(巨人)の6選手。どのような活躍を見せてくれるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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