太田椋が得た“余裕”「打ちにいっても打てない」 1軍定着で生まれた「選択する」心理
オリックス・太田椋【写真:小林靖】オリックス・太田椋「ピッチャーは僕の打てない球を投げてきます」
シンプルに自分のバッティングを貫く。オリックスの太田椋内野手が、打者の本能を捨て「好球必打」でキャリアハイを目指す。「ムキにならないことが大事かなと思います。打てない球を、絶対に打ってやろうとは思わない。あくまで自分のスイングで、自分が打てる球だけを選択するんです」。静かな口調で打席での心境を語った。
太田は天理高(奈良)から2018年ドラフト1位でオリックスに入団。プロ6年目の今季、7月21日の楽天戦(ほっともっと神戸)で右踵(かかと)を負傷し約1か月、戦線離脱したものの91試合に出場。高い得点圏打率で「3番」に起用されることも多く、規定打席には足りなかったが打率.288でキャリアハイの成績を残した。
打席での意識の変化が、好結果に結びついたという。「ピッチャーは僕の打てない球を投げてきます。その球を無理に打ちにいっても打てないんですよ。完璧に投げてきた球を打ちにいかず、失投した球を打つということが大事だと思います。打てない球を打ちたいと思わず、甘くなった球を逃さないということです」。
(北野正樹 / Masaki Kitano)