“消えた”中日の2012年組 ドラ1はFA移籍、2位以下は全員引退…12年で変わった立場

日本ハムに移籍する福谷浩司(左)と中日時代の若松駿太【写真:加治屋友輝、荒川祐史】
日本ハムに移籍する福谷浩司(左)と中日時代の若松駿太【写真:加治屋友輝、荒川祐史】

国内FA権を行使した福谷は日本ハムへ移籍

 中日から国内FA権を行使した福谷浩司投手が24日、日本ハムへ移籍することを発表した。2012年のドラフト1位右腕。これで同期入団は全て球団を去ることとなった。

 福谷は慶大から2012年ドラフト1位で入団。2014年にリーグ最多72登板し防御率1.81をマーク。2020年から先発へ転向し、同年は14登板で8勝2敗、防御率2.64の成績を収めた。今季は8登板で3勝1敗、防御率3.72だった。

 同年のドラフトでは2位で愛工大名電高の濱田達郎投手を獲得。同年は大谷翔平(現ドジャース)、藤浪晋太郎(現メッツFA)と並び高校BIG3と呼ばれたが、1軍では28試合で防御率5.16に終わり、2022年に現役を引退を表明した。

 また、同年7位で入団した若松駿太投手は2015年に10勝4敗、防御率2.12をマーク、翌2016年も7勝を挙げたが、以降は目立った成績が残せず。2018年オフに戦力外通告を受けて、その後は独立・BC栃木、BC福島を経て今季限りでの現役引退を表明した。

 3位の古本武尊外野手、4位の杉山翔大捕手、5位の溝脇隼人内野手、6位の井上公志投手もすでに現役を引退しており、来季からは福谷のみとなった。最後の1人となった右腕は新天地でどんな結果を残すだろうか。

(Full-Count編集部)

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