去就決まらぬ韓国人逸材「通じるかは未知数」 迫る期限…地元紙「冷徹な市場評価」
ポスティング期限が1月4日に迫るキム・ヘソン
KBOキウムからメジャー移籍を目指すキム・ヘソン内野手のポスティング期限が1月4日に迫るなか、26日に韓国紙の「スポーツワールド」は「冷徹な市場評価を避けるのは難しい」と、厳しい評価を下している。
キム・ヘソンは今季打率.326、11本塁打75打点、30盗塁をマーク。昨オフにジャイアンツ入りしたイ・ジョンフ外野手に続いてメジャー挑戦を目指しポスティングを申請も、獲得の発表がないまま残り10日となっている。
同紙は、キム・ヘソンのポテンシャルについては「コンタクト能力と俊足が長所だが、大物投手が並ぶ米国で通じるかは未知数だ。長打が足りない上に、内外野を行き来するユーティリティとしてプレーできる守備力があるか疑問符だ」と評価している。
キム・ヘソンは、打率のキャリアハイは2023年の.335。本塁打は今季の11本塁打が最高だった。KBO時代で30本塁打(2020年)を放ったキム・ハソン内野手の成績を考えると、メジャーで最低限の数字が残せるとは考えにくい。
また、キム・ハソンはパドレスと2021年に結んだ4年3900万ドル(約61億2800万円)の契約に含まれる1年のオプション権を行使せず、FA市場に飛び込んだ。2023年にはゴールドグラブ賞を受賞し17本塁打をマーク。しかし、シーズン終盤に肩の怪我をして、関節の手術を行っており、こちらも去就が未定。同紙は「思ったよりも(キム・ハソンに対して)熱感はない」と伝えている。
韓国が誇る2選手に、吉報は届くのだろうか。
(Full-Count編集部)