大谷翔平が史上2人目の偉業 前人は白黒時代、掘り起こした130年以上前の“快記録”
2022年に219奪三振、2024年に59盗塁
ドジャース・大谷翔平投手が記録した躍動に、また光が当てられた。MLB公式サイトの記録マニア、サラ・ラングス記者は、キャリアの中で50盗塁を記録したシーズンと、200奪三振を記録したことのある選手をリストアップ。球史でわずか2人しかいない大記録だという。
大谷はエンゼルス時代の2022年にリーグ3位の219奪三振を記録。これがキャリアハイとなっている。さらに、右肘手術明けで打者に専念した今季は、リーグ2位で日本人最多を更新する59盗塁。前人未到の「54本塁打&59盗塁」が脚光を浴びたが、投げて走れることを証明した。
サラ・ラングス記者によると、1シーズンで50盗塁以上、1シーズンで200奪三振以上を記録したのは大谷と殿堂入りのジョン・ウォードの2人だけだという。1878年から1894年までプレーしたウォードはニューヨーク・ジャイアンツ時代の1887年に自己最多111盗塁を記録するなどシーズン50盗塁を5シーズンで記録。投手としては1879年に自己最多239奪三振など2シーズンで200K以上をマークしている。
なお、ウォードが達成したのはマウンドが現在の距離に変わる1893年前で、現代の盗塁ルールも定められていなかった時代だという。ウォードの写真も白黒で、いかに時が経ったかが伝わってくる。
(Full-Count編集部)