40日以上が過ぎても…トライアウト組に厳しい“冬” NPB契約はわずかに3人の狭き門
11月14日のトライアウトから40日以上が経過…3選手がNPB球団と契約
11月14日にプロ野球12球団合同トライアウトが行われてから、40日以上が経過した。45人の選手が参加したなか、現時点でNPB球団と契約できたのは3選手のみ。いずれも育成で、トライアウト組が厳しい現実に直面している。
楽天を戦力外になった清宮虎太朗(せいみや・こたろう)投手は日本ハムと育成契約を結んだ。24歳の清宮は八千代松陰高から2018年育成ドラフト1位で入団。昨年は22セーブで、2軍タイトルを獲得した。最速161キロをマーク。4月5日に支配下昇格したが、3登板で防御率12.00だった。
ソフトバンクを戦力外になった中村亮太投手は、ロッテに育成で入団した。26歳右腕は東農大北海道オホーツクから2020年育成ドラフト8位で入団。2022年7月に支配下選手登録されたが、同年オフに構想外となり、育成再契約となった。今年7月に支配下復帰したものの、1試合の登板で防御率18.00と結果を残せずオフに2度目の戦力外通告を受けていた。
巨人を戦力外の鈴木康平投手はヤクルトへ育成で入団した。日立製作所から2017年ドラフト2位でオリックスへ。2023年5月にトレードで巨人へ移籍した。同年は33登板も、今季は1軍機会がなかった。
トライアウトにはNPB通算1164安打、4度のゴールデン・グラブ賞の実績を誇る元日本ハムの陽岱鋼外野手をはじめ、2015年ドラフト1位で広島に入団した岡田明丈投手、大阪桐蔭高時代の2018年夏に甲子園優勝投手の柿木蓮投手も参加していたが、いまだに吉報は届いていない。
(Full-Count編集部)