大量23人を戦力外、支配下枠は残り「6」 人的補償でまた変動か…鷹の“次なる一手”

ソフトバンクに入団した上沢直之、巨人に入団した甲斐拓也、ソフトバンクに入団した上茶谷大河(左から)【写真:飯田航平、小林靖、竹村岳】
ソフトバンクに入団した上沢直之、巨人に入団した甲斐拓也、ソフトバンクに入団した上茶谷大河(左から)【写真:飯田航平、小林靖、竹村岳】

上沢、浜口、上茶谷を獲得…石川&甲斐がFA移籍、戦力外通告は23選手

 2024年に4年ぶりリーグ優勝を果たしたソフトバンクはこのオフ、前レッドソックス傘下3Aウースターからフリーエージェントとなっていた上沢直之投手を獲得。トレードでDeNAから浜口遥大投手が加入するなどリーグ連覇に向けて戦力の充実を図っている。

 一方でアダム・ウォーカー外野手ら、育成13選手を含む23選手が戦力外通告を受け、支配下枠は「64」となった。和田毅投手が現役引退、FAで甲斐拓也捕手と石川柊太投手が移籍した中、現役ドラフトではDeNAから上茶谷大河投手を獲得し、投手陣の整備は着々と進行。合わせて攻撃陣の底上げが必要になる。

 近藤健介外野手が首位打者と最高出塁率、山川穂高内野手は本塁打と打点の2冠に輝くなど打線は強力で、今季のチーム打率.259、114本塁打、607得点はいずれもリーグ1位。ただ、DeNAとの日本シリーズは29イニング連続無得点のワースト記録を喫するなど、第3戦以降の4試合で計3点しか奪えず敗退しただけに、短期決戦を含めて流れを変えられる選手が1人でも多く欲しいところだろう。

 ドラフトでは支配下で高校生3人、大学生3人を指名。即戦力となるかは不透明な部分がある。主力野手は30代半ばが多く、高齢化が進む中、脅かす若手が台頭するまで新外国人の獲得調査に余念がないのは間違いない。また、甲斐拓也捕手の巨人移籍に伴う人的補償では誰を獲得するのか。56人抱えている育成選手にもチャンスを残しつつ、5年ぶり日本一奪回へ次なる一手をどう模索していくのかにも注目したい。

(Full-Count編集部)

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