影薄かったドラ1…“最下位指名”が奮闘 1軍デビューは1人だけ、阪神新人の明暗
阪神ルーキーの1年を振り返る…1軍デビューは1選手のみ
2024年シーズンが終わり、2023年のドラフトで入団した阪神の選手たちはルーキーと呼ばれる1年間を終えた。育成含め計8人の選手たちは、どのような1年を過ごしたのか振り返っていく。
ドラフト1位の下村海翔投手は4月に「右肘内側側副靱帯再建術(通称トミー・ジョン手術)」を受け2軍も含め登板ゼロで1年目を終えた。2位の椎葉剛投手も1軍登板はなく、2軍では23試合に登板し防御率4.45だった。最速159キロとの触れ込みも、平均球速は145.6キロに留まった。
3位の山田脩也内野手、4位の百崎蒼生内野手の高卒コンビは2軍で修行を積んだ。山田は102試合で打率.217、0本塁打10打点。百崎は打率.185、1本塁打10打点だった。
唯一1軍デビューを果たしたのは5位の石黒佑弥投手で、7月21日の広島戦(甲子園)でプロ初登板。打者1人を内野ゴロに打ち取った。中継ぎとして計3試合に投げて0勝0敗、防御率5.40だった。
6位入団の津田淳哉投手は2軍で17試合に登板(8先発)して2勝5敗、防御率5.26だった。育成では1位の松原快投手が33試合に登板して経験を積んだ。2位の福島圭音外野手は110試合に出場して打率.245、1本塁打23打点、15盗塁をマーク。俊足好打が売りで、12月に行われた台湾ウインターリーグでも好結果を残した。
2024年は2年目の森下翔太外野手が16本塁打を放つ活躍で、チームの主軸として活躍した。2年目を迎える2023年組から、2025年にブレークする選手は現れるか。
(Full-Count編集部)