2軍にも現れた19歳の“打てる捕手” 3割近い打率…大砲は無念の抹消、ロッテ新人の1年

ロッテ・寺地隆成【写真提供:産経新聞社】
ロッテ・寺地隆成【写真提供:産経新聞社】

ロッテのルーキーが過ごした1年を振り返る

 ロッテは、2023年のドラフトで支配下5人、育成5人の計10人を指名。1年目の2024年シーズンは、1軍デビューや、2軍で好結果を残した選手もいた。来年以降、ブレークする選手は現れるのか。1年目の成績から探っていく。

 明大のスラッガーで、1位指名を受けた上田希由翔内野手は4月2日に1軍登録され、3日のソフトバンク戦で初先発初出場。21試合に出場して打率.259、7打点で本塁打はゼロだった。7月には右足の負傷で無念の離脱となった。2軍では打率.291、2本塁打をマークしており、着実に成長していきたいところだ。

 2位の大谷輝龍(ひかる)投手は10月3日の日本ハム戦で初登板。打者4人と対戦して3三振を奪った。1イニングだけの投球となったが、2025年に向けて自信となったはずだ。3位の木村優人投手、同4位の早坂響投手は1軍での登板がなかった。2軍では木村は11試合で0勝2敗、防御率2.37。早坂は7試合で0勝0敗、防御率13.50だった。

 5位の寺地隆成捕手は、明徳義塾高時代にはU-18に選出され、木製バットにも適応を見せていた。1年目は2軍で104試合でイースタン2位となる打率.290、2本塁打39打点と奮闘。1軍でも終盤に2試合に出場すると、左翼フェンス直撃の二塁打を放つなど経験を積んだ。2024年は佐藤都志也捕手が打撃でも活躍を見せたが、2軍の“打てる捕手”の成長にも期待だ。

 今季のルーキーで最も出場試合数が多かったのは育成2位の松石信八内野手で、106試合で打率.207、0本塁打18打点4盗塁だった。今後“2023年組”から、球界を代表する選手は現れるだろうか。

(Full-Count編集部)

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