異例の“FA要求”から2年で低迷…屈辱の打率.214 新人王も厳しい立場、楽天・復活期待の選手

楽天・島内宏明(左)と田中和基【写真:小池義弘、小林靖】
楽天・島内宏明(左)と田中和基【写真:小池義弘、小林靖】

島内は2021年に打点王、2022年最多安打も…その後は低迷

 3年連続4位とクライマックスシリーズ進出を逃した楽天は今オフ、田中将大投手、茂木栄五郎内野手らが退団し、若手主体となることが予想される。三木肇監督が再就任し雪辱に燃える2025年。復活が期待される選手もいる。

 まずは島内宏明外野手だ。2021年に96打点で打点王に輝き、翌2022年は161安打で最多安打のタイトルを獲得。しかし、4年契約最終年だった2024年はわずか40試合の出場にとどまり、打率.214と低迷。打棒復活なるか。

 2年目の2018年に打率.265、18本塁打で球団野手史上初の新人王を獲得した田中和基外野手も以降目だった成績を残せていない。今季も68試合の出場で打率.129、0本塁打。6月にFA権を取得したが、残留した。外野は辰己涼介、小郷裕哉らが台頭しているが、食い込みたいところだ。

 阿部寿樹内野手も復活が期待される選手の一人だ。中日時代の2022年には打率.270、9本塁打57打点をマークし、オフに涌井秀章投手とのトレードで楽天に移籍。以降は2年連続78試合の出場に留まっている。また、2023年に117試合に出場しブレークした山崎剛内野手も今季は5試合で無安打だった。

 ドラフト1位で明大から宗山塁内野手も加入。内野手争いは熾烈になりそうだ。4年ぶりのCS進出へ、ベテランの復活が鍵を握る。

(Full-Count編集部)

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