4球団競合右腕は“戦力外”、すでに5人引退 大谷は世界一も…2012年ドラ1の現在地

2012年ドラフト1位入団の菅野智之、大谷翔平、藤浪晋太郎(左から)【写真:小林靖、ロイター、Getty Images】
2012年ドラフト1位入団の菅野智之、大谷翔平、藤浪晋太郎(左から)【写真:小林靖、ロイター、Getty Images】

菅野はオリオールズへ、福谷は日本ハムへ移籍

 今オフもNPBにはさまざまな動きがあった。菅野智之投手(巨人)が海外FA権を行使してオリオールズへ、福谷浩司投手(中日)は国内FA権を行使して日本ハムへ移籍。2人はともに2012年ドラフト1位でプロの世界に飛び込んだ。ここでは世界的スターとなった大谷翔平投手(日本ハム)も名を連ねる2012年ドラフト1位の現在地を見てみる。

 最多4球団が競合したのが藤浪晋太郎投手(阪神)だ。新人年に2桁10勝を挙げた右腕は2022年オフにポスティングシステムを利用して米挑戦。2023年はアスレチックスとオリオールズで計64登板とフル回転した。しかしメッツに移籍した昨季はメジャー登板なく7月に事実上の戦力外(DFA)となり、現在は去就未定となっている。

 3球団競合の東浜巨投手(ソフトバンク)は、2017年に16勝で最多勝に輝くも昨季は11登板で3勝止まりだった。松葉貴大投手(オリックス)は2019年途中に交換トレードで中日へ移籍し、昨季は17登板で5勝6敗、防御率3.09。石山泰稚投手(ヤクルト)は2年連続防御率4点台に沈んでおり正念場といえる。

 増田達至投手(西武)は通算194セーブを積み重ね、昨季限りで現役を引退した。白崎浩之内野手(DeNA)、松永昂大投手(ロッテ)、高橋大樹外野手(広島)、森雄大投手(楽天)はすでにユニホームを脱いでいる。

 2017年オフに渡米した大谷は昨季からドジャースに在籍。メジャー史上初の「50本塁打&50盗塁」と成し遂げ、本塁打王&打点王で自身3度目のMVPに輝いた。さらにヤンキースとのワールドシリーズを制して世界一となるなど大活躍。今季は“二刀流”復活も期待されている。

(Full-Count編集部)

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