巨人から移籍→戦力外左腕は新天地へ 独立Lで現役も…5億円の主砲を生んだ2014年組
2014年巨人ドラ2の戸根は広島を戦力外→社会人の日本新薬入り
昨年10月に広島から戦力外通告を受けた戸根千明投手が、社会人野球の日本新薬入りすることが決まった。6日に同野球部が公式インスタグラムで発表した。32歳左腕は2014年ドラフト2位で日大から巨人に入団。2022年現役ドラフトで広島に移籍した。同期入団8選手(支配下4人、育成4人)の現在地を検証する。
ドラフト1位で、岡本和真内野手(智弁学園)を一本釣りした。通算233本塁打を誇り、本塁打王3度、打点王を2度獲得した球界屈指のスラッガー。今季の年俸は5億4000万円(金額は推定)で、チームの大黒柱だ。
3位指名されたのは高木勇人投手(三菱重工名古屋)で1年目に9勝、2年目に5勝を挙げた。2017年オフ、FA移籍した野上亮磨投手の人的補償で西武に移籍も2019年オフに戦力外通告。2020年にメキシカンリーグ挑戦が決定したものの、コロナ禍によりシーズンが中止となった。同年途中から独立のルートインBCリーグ・神奈川フューチャードリームスでプレー。35歳は2023年から選手兼任コーチを務めている。
4位の田中大輝投手(国学院大)は1軍登板がなく、2018年限りで選手生活の幕を閉じた。2019年から巨人の打撃投手、2022年からジャイアンツアカデミーのコーチとして子どもたちの育成に力を注ぐ。
育成では1位から篠原慎平投手(香川オリーブガイナーズ)、川相拓也内野手(桜美林大卒)、田中貴也捕手(山梨学院大)、高橋慎之介投手(木更津総合卒)を指名した。篠原は通算30試合に登板し、2018年オフに自由契約となった。
川相は元巨人・昌弘氏(現巨人コーチ)の次男。支配下登録はならず、2017年オフに戦力外通告を受けた。田中は2017年に支配下になり、2020年途中に楽天へ移籍。2024年は17試合出場で打率.100(10打数1安打)に終わった。高橋は支配下に届かず、2016年オフに戦力外となった。
(Full-Count編集部)