あまりの狭さ「中学生でもHRが打てる」 韓国球場の“欠陥”…WBC右腕が批判
サムスンライオンズパークの狭さを指摘
KBO・起亜でプレーし、北京五輪で金メダル、WBCにも韓国代表として出場したユン・ソクミン氏が、韓国の球場に苦言を呈した。サムスンの本拠地である大邱サムスンライオンズパークは打者有利の球場と知られるが、同氏は「言葉にならない野球場」と批判した。
同球場は韓国で初めて八角ダイヤモンド型を採用。両翼ポールまでは99メートル。中堅122メートル。外野フェンスはポール際から中堅まで直線になっており、同サイズの円形球場と比較すると、ホームから左中間、右中間までの距離は短くなる。
ユン・ソクミン氏は10日、自身のYouTubeチャンネルで「大邱は本物の野球場を間違えたと思う。大邱は(野球場を)再度工事しなければならない。言葉にならない野球場」と指摘した。韓国メディア「OSEN」によると、同球場では2024年に71試合で216本(1試合あたり3本)の本塁打が記録され、これは2球団が本拠地として使用する蚕室野球場に次いで2位だという。
ユン・ソクミン氏は動画で「蚕室球場より左中間の距離が16メートル短い。16メートルは言葉にならない。ここは野球場ではない。中学生の試合をしてもホームランが出るだろう。とても残念」と話した。NPBに比べると打高のKBOリーグだが、球場も打者の“味方”に。投手からすれば頭の痛い問題だ。