“取り残される”ド軍FA右腕…短期契約も視野か 求める条件、大物続々決定も届かぬ朗報

ドジャースからFAになっているジャック・フラハティ【写真:ロイター】
ドジャースからFAになっているジャック・フラハティ【写真:ロイター】

フラハティは去就が決着せず「平均年俸の高い短期契約を受け入れると報じられている」

 ドジャースからFAとなっているジャック・フラハティ投手の去就が決まらない。昨季のワールドシリーズ制覇に貢献した右腕はFA市場でトップランクに位置しているが、なかなか契約がまとまらず。2月のスプリングトレーニングが近づく中、短期契約を受け入れる構えを見せているという。

 フラハティは10月に30歳になる。昨季はタイガース、ドジャースの2球団で28試合登板、13勝7敗、防御率3.17とまずまずの成績をマーク。2023年から2年間で4球団に所属したことを考えれば、そろそろ長期契約で腰を落ち着かせたいところだが、なかなか魅力的なオファーがないようだ。

 当初、通算55勝右腕はドジャース残留を熱望していたが、2度のサイ・ヤング賞左腕ブレイク・スネルを獲得。大谷翔平ら先発投手の負傷者も戦列復帰する見込みで、再契約の可能性は低い。地元メディア「ドジャース・ネーション」は、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」の敏腕記者として知られるケン・ローゼンタール氏の情報を引用しつつ「1年目終了後のオプトアウト(契約破棄権)と平均年俸の高い短期契約を受け入れると報じられている」と言及した。いわば契約までのハードルを下げたと言っていいだろう。

 仮に短期契約なら、ここ2シーズンと同じように夏のトレード期限前の移籍も視野に入る。また、「ジ・アスレチック」のトップFA20に選出される先発投手の中で、契約期間に制限がある海外アマチュアFAの佐々木朗希投手を除けば、未契約はフラハティだけとなっている。スプリングトレーニングまで1か月。フラハティはどのような決断を下すのか。

(Full-Count編集部)

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