二刀流“復活”で数値は「追いかける必要ない」 栗山氏が熱弁、大谷の本領が「証明される」
栗山英樹氏、大谷翔平の今季は「本格的に二刀流が始まる」
日本ハムのチーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)を務める栗山英樹氏が15日、東京のジュンク堂書店池袋本店で行われた「出版記念トーク&サイン会」に出席し、ドジャース・大谷翔平投手の今季展望を語った。
「昨年は、打つことと盗塁という、違う二刀流をやったと僕は思っていて、あそこまで成績を残して凄いなと思って見ていました。今年はいよいよ、いろいろな負担がなくなり、体が元気になって、肘のリハビリが気にはなりますが、シーズンに入って、ある程度の段階になれば、本格的に二刀流が始まる。さあ、いよいよ大谷翔平とは何者なのか、本当の意味で翔平がどういう選手なのかが証明されることが始まる年になると思います」
大谷はドジャース移籍1年目の昨季、54本塁打、130打点でナ・リーグ2冠に輝き、打率も同2位の.310をマーク。59盗塁を合わせて史上初の「50-50」を達成し、ワールドシリーズ制覇も果たした。今季は2023年9月に手術した右肘の状態も考慮しながら、2シーズンぶりの投手復帰が見込まれている。
投手復帰にあたって「盗塁に関しては、数字を追いかける必要はない。数は減ると思うが、大事なところで走ると思う。去年、勝ち方を知っている選手として幅が広がったと思うので、どのタイミングで走るのか、彼の野球観を見られるのが楽しみです」と“遠方”からセーブをかけた。
(Full-Count編集部)