朗希の獲得失敗なら「悪魔の出来事」 資金増強作戦も…米記者が危惧する最悪の末路
ドジャース、パドレスは佐々木の契約金を増やそうとトレード画策中
ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手の争奪戦が、最終局面に入ってきている。25歳未満の海外選手の獲得に使用できる契約金には上限があるが、この予算枠はトレードすることが可能。最終候補とみられるドジャース、パドレスは他球団が余らせている予算枠を獲得するためにトレードを画策していると報じられている。
ドジャースに割り当てられた予算枠は515万ドル(約8億円)で30球団の中ではジャイアンツと並んで最も少ない。一方、パドレスとブルージェイズの予算枠は630万ドル(約9億7900万円)。ドジャースとパドレスは他球団とのトレードで契約金の増額を図るではなく、この“佐々木資金”を確保するために中南米の有望株との契約を見送っていると伝えられている。
ポスティングシステムによる佐々木の交渉期限は米東部時間23日午後5時(日本時間24日午前7時)。今週中にも決着する可能性がある。米スポーツ局「ESPN」の番組にも出演するブレイク・ハリス氏は「もしロウキ・ササキを獲得するために、パドレスが国際ボーナスプール金を増強した上、これ以上超有望株の契約を逃した挙げ句、ドジャースに移籍したら悪魔のような出来事だ」と伝えた。
ドジャースかパドレスか、それともブルージェイズか……。佐々木争奪戦が“長期化”すればするほど、獲得に失敗した球団は苦汁を飲まされることになる。
(Full-Count編集部)