朗希と交渉の舞台裏 主力が緊急で出戻りも…届かなかったブ軍の“誠意”「銀メダルはない」
佐々木朗希“争奪戦”でトロントに駆けつけた選手たち
ロッテからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指していた佐々木朗希投手がドジャースに移籍することで合意したと17日(日本時間18日)、自身のインスタグラムで発表した。野球日本代表「侍ジャパン」でチームメートだった大谷翔平、山本由伸両投手と強力タッグを組む。米メディアによると契約金は650万ドル(約10億1500万円)。最後まで“争奪戦”に挑んだブルージェイズだが、カナダメディア「スポーツネット」は「FA市場に銀メダルなどない」と指摘した。
同メディアのベン・ニコルソン・スミス記者は「ササキの失敗、今後の展望」と題して、敗れた“争奪戦”に言及。「FA市場に銀メダルなどない。それは明確なことだ。ボー・ビシェット内野手、ドールトン・バーショ外野手、チャド・グリーン投手の全員が先週、ササキを口説くために、静かにブルージェイズ(トロント)に向かったのだ」と説明した。
佐々木のために“大物”選手がトロントまで駆けつけたが、最終的には敗れた。同記者は「ササキ争奪戦についてどう言おうと、彼ら3人は(佐々木との交渉を)優先させたことに最大限の賞賛を送るべきだ」と賛辞を送った。
さらに同記者は「野球のオフシーズンは短い上に、1月のトロントは旅行先として適している場所ではない。それでも、彼らはリクルート活動に貢献することを望んだ。ビシェットに至ってはFAまであと1年を切っており、2025年以降ブルージェイズの一員としてプレーすることが決まっている訳ではない。それでも球団のために自分のできることを行い、ササキをトロントに歓迎した」と力を込めた。
ただ、最終的には“不発”に終わり「誰もが銀メダルを望んでいる訳ではなかったことをもう1度言う」と“敗戦”に無念の様子だった。
(Full-Count編集部)