大谷&朗希を逃しても…Bジェイズが狙う“新たな超大物”「驚くべきことでない」
サイ・ヤング賞3度のシャーザーはFAのまま
ブルージェイズがレンジャーズからFAとなっているマックス・シャーザー投手の獲得に興味を示しているようだ。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が伝えたもので、通算216勝を誇る40歳の獲得へ動く可能性を指摘している。
40歳のシャーザーは度重なる故障に悩まされ、昨季は9試合登板、2勝4敗、防御率3.95。通算216勝で3度のサイ・ヤング賞を誇る右腕の投球回43回1/3はキャリアワーストだった。2023年ワールドシリーズ制覇に輝いたチームも惨敗。「次々と問題が起こり、シャーザーとレンジャーズの両方にとって、ほぼ失われたシーズンとなってしまった」と伝えた。
チーム防御率4.29はリーグ11位(全体22位)。昨季地区最下位に沈んだブルージェイズにとって、投手陣の再建は欠かせない。同メディアは「トロントはローテーションの補強を求めていることに加え、シャーザーの長い経歴を考慮すると、低価格で獲得できるかもしれない、という魅力もある。ブルージェイズがシャーザーに関心を持っていることは驚くべきことではない」と報じている。
大谷翔平、佐々木朗希(ともにドジャース)といずれも最終候補に挙げられながらも届かなかった。今オフはフアン・ソト(メッツ)、コービン・バーンズ(ダイヤモンドバックス)とFA市場の目玉選手を獲得できずにいる。来オフにはブラディミール・ゲレーロJr.、ボー・ビシェットの主軸コンビがFAとなる。
同メディアは「ブルージェイズが長期的に優勝争いできるチームなのか、あるいは2025年に巻き返すだけの戦力さえまだ残っているのが不透明だ」としたものの、短期契約が見込まれるベテラン右腕にとって、今季のブルージェイズはフィットするかもしれない。「シャーザーの市場は年齢や怪我によって、ある程度、制限されるかもしれないが、それでも選択肢があるならば、シャーザーが優勝を狙えるチームでプレーすることを望むのは確実だろう」と締めくくっている。
(Full-Count編集部)