27歳デビューで7度の年間1位 イチロー氏の圧倒的功績…歴史に刻んだ衝撃の「381」

マリナーズでプレーしたイチロー氏【写真:Getty Images】
マリナーズでプレーしたイチロー氏【写真:Getty Images】

イチロー氏は2005年、外野最多タイの381刺殺を記録…通算7度年間トップになった

 2025年の米野球殿堂入りは21日(日本時間22日)に発表される。メジャー通算3089安打を放ったイチロー氏の日本選手初の選出は確実視され、史上2人目の満票選出なるかが焦点になっている。イチロー氏の功績はバットに留まらない。ゴールドグラブ賞に10度輝いた守備力も圧倒的だった。

 米データサイト「ベースボール・リファレンス」によると、外野手のシーズン刺殺数は2005年のイチロー氏が歴代1位タイの381。1932年のベーブ・ハーマン(カブス)、1977年のデーブ・パーカー(パイレーツ)に並ぶ。当時イチロー氏は31歳で、ハーマンは29歳、26歳シーズンだった。

 右翼手としての刺殺数は2001年から5年連続、通算7度1位になっている。通算5022刺殺は外野手20位、主に右翼を守った選手では3位だった。

 また、レーザービームを武器に衝撃のプレーを何度も見せた。メジャー1年目だった2001年4月11日(日本時間12日)の敵地・アスレチックス戦で三塁に投じたレーザービームは語り草だ。シーズン補殺数1位(右翼手)に2度。2003年は12回、2005年は10回を記録した。

 27歳でメジャーに移籍し、10年連続ゴールドグラブに輝いた。新人年からは歴代最長であり、外野で計10度の受賞は歴代3位。1位はウィリー・メイズとロベルト・クレメンテの12度だ。バットだけではなく、守備でも多大な功績を残したイチロー氏。栄誉の瞬間がいよいよ迫ってきている

(Full-Count編集部)

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