MLBも熱視線…巨人23歳は「NPBを代表する投手に」 打者を圧倒する“魔球”を米絶賛
井上は昨季8勝5敗、防御率2.76をマーク
巨人・井上温大投手は昨季、25試合登板(10先発)して8勝5敗、防御率2.76と飛躍の時を迎えた。4年ぶりのリーグ優勝に貢献し、11月の第3回WBSCプレミア12では侍ジャパンにも選出。その評価は、メジャーリーグからもかなり高いようである。
米データサイト「ファングラフス」では海外選手の有望株ランキングが掲載されている。1位はロッテからポスティングシステムでドジャースとマイナー契約を結んだ佐々木朗希投手が選ばれた。そして井上は全体5位に選出され、エースの戸郷翔征投手(10位)を上回る位置にいる。
同メディアは、井上を「非常に俊敏で運動能力に優れた小柄な左腕」と説明。「身長は低い。しかし、並外れた運動能力とその身長にしては力強い球を投げる。彼の“浮き上がる”速球は、球速自体はそれほど速くないにもかかわらず、胸元の高さで空振りを奪うことができる」と“魔球”に注目した。
また、変化球についても「巧みに使い分ける」とし、「特にスプリットは非常に効果的で、相手打者の弱点に合わせて変化球の曲がりや深さを調整することもできる」と絶賛。そして「2025年にはジャイアンツのローテーションの一角を担うポジションを掴む準備が整っており、今後3年間でNPBを代表する優れた投手の一人になる可能性がある」と、将来性に期待を込めた。
(Full-Count編集部)