佐々木朗希、MLB公式の有望株ランキング全体1位選出 大谷翔平以来、日本人2人目
「20-80スケール」でスプリッターは最高評価の80
MLB.comでプロスペクトの情報を専門的に扱う「MLBパイプライン」は24日(日本時間25日)、2025年開幕前の有望株ランキングトップ100を発表。ドジャースとマイナー契約を結んだ佐々木朗希投手が全体1位に選出された。2018年開幕前のランキングでは大谷翔平投手(当時エンゼルス)も1位に選ばれ、日本人2人目の快挙となった。
同メディアでは2004年からランキングを発表しており、開幕前、シーズン途中でアップデートする。選手の資質、肉体的特徴、年齢、将来性などから有識者が順位付けをしており、ランキング上位選手は将来のスター選手として期待されている。プロスペクトはトレード要員としても注目されており、各球団がどれだけの有望株を有しているかは重要視されている。
メジャーでは選手評価として「20-80スケール」が採用され、50を平均とし、20が最低、80が最高。佐々木は速球が70、スプリットが80、スライダー55、制球力60、総合評価65とされた。MLBパイプラインの担当記者であるジョナサン・マヨ氏は「2024年の(速球の平均)球速は少し落ちましたが、それでも平均90マイル後半です」と評価。「えげつない球をもっています」と絶賛した。
加えて、80評価をつけたスプリットに関しては「別格です。どのようにしたら打てるかわかりません。スカウティング評価は滅多にださない(満点の)80です」と舌を巻いた。
佐々木は大船渡高(岩手)時代に160キロを超える剛腕として、当時からメジャーでも注目を集めた。その後2019年のドラフト1位でロッテに入団。22022年には史上16人目となる完全試合を達成。日本タイ記録となる19奪三振も記録した。2024年には初の2桁勝利を達成し、18試合で10勝5敗、防御率2.35だった。このオフにポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指し、20球団による大争奪戦の末に1月にドジャース入団を決めた。
(Full-Count編集部)