“鉄腕”獲得で厚みを増したブルペン 楽天の浮上に欠かせない新戦力…人的補償の俊足21歳も
2013年以来12年ぶりVへ、楽天の新戦力を紹介
楽天は三木肇監督が5年ぶりに指揮を執る。2013年以来12年ぶりの優勝を目指す今季から新しく加入した選手をまとめた。(1月17日時点の情報)
チーム防御率が3年連続リーグワーストだった楽天は、経験豊富な投手を補強した。まずは、5年ぶりにパ・リーグ球団でのプレーとなる加治屋蓮投手。ソフトバンク時代の2018年に72試合登板を果たし、31ホールドを記録。2023年には51試合で防御率2.56の活躍を見せ、阪神の日本一に貢献している。
今オフは今野龍太投手が2019シーズン以来、6年ぶりに楽天に復帰。今野も中継ぎとして2021年、2022年のリーグ連覇の力となった。
ヤクルトからミゲル・ヤフーレ投手も獲得。昨季は来日から3連勝と上々のスタートを切ると、4月29日の巨人戦で94球、3安打完封勝利を挙げた。その後は勝ち星が伸びず、5勝10敗でシーズンを終えたが、先発の一角として23試合で129回1/3を投げている。まだ26歳と若く、新天地でさらに開花する可能性もある。
野手では昨年のドラフト会議で5球団競合の宗山塁内野手が入団した。大学通算打率.344の実績と、高い守備力を誇るルーキーの華々しい活躍に期待が高まる。また、茂木栄五郎内野手のFA移籍にともなう人的補償としてヤクルトから小森航大郎内野手が加入した。小森は今年プロ4年目の21歳。昨季は24盗塁でイースタン・リーグ盗塁王を獲得している。
(「パ・リーグ インサイト」菊地綾子)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)