巨人マルティネス「優勝争いができるチームに」 語った移籍決断のワケ「お金ではない」

入団会見を行った巨人・ライデル・マルティネス【写真:矢口亨】
入団会見を行った巨人・ライデル・マルティネス【写真:矢口亨】

通算166セーブの守護神候補「どんなポジションでも役割を全うしたい」

 前中日で巨人のライデル・マルティネス投手は26日、都内のホテルで入団会見を行った。右腕は「本当に幸せな気持ちでいっぱいです。来てくださったみなさんに感謝したいと思います」と心境を告白。新背番号「92」のユニホームに袖を通し、笑顔を見せた。

 中日からの移籍理由について「まず1つは8年間日本でプレーして、改めて優勝争いができるチームに行ってみたかった」と語った。現在は166セーブで、今季中に200セーブの可能性もあるが、「数字に関してはほとんど考えてないのが正直なところ」と述べた。

 巨人では昨年まで大勢投手が守護神を務めた。クローザーへの思いを問われ、「正直、今のところは役割はわかっていない。クローザーなのか、中継ぎなのか。中継ぎでも100%力を出し切る。どんなポジションでも役割を全うしたいと思う」と力を込めた。今季の目標については「もともと、目標やこういうチームにしたいというのは表にしたくない。とりあえず準備に専念したいと思います」と話すにとどめた。

 優勝への思いも吐露。「今までビールかけとかお祝いに参加したことがない。言えることは優勝の瞬間を経験したい。その想いだけだと思います」と述べた。また、一部報道によると、2年総額1600万ドル(約25億円)ともされているが、「お金ではなくて、競争力のあるチームに行きたいということ。お金は気にしていないです」と語った。

 キューバ出身のマルティネスは2017年に中日に育成契約で加入。2018年4月に支配下登録され、2020年から守護神に定着。2022、2024年と最多セーブのタイトルを獲得した。昨季は60試合登板、2勝3敗43セーブ、防御率1.09。3年契約が終了した昨オフに自由契約となり、巨人が12月16日に契約合意したと発表していた。

 通算7年間で303試合登板、14勝18敗166セーブ、防御率1.71。球団はクローザーを任せる方針で、残り84セーブで名球会入りの条件となる250セーブに到達する。

(Full-Count編集部)

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