バウアーの復帰に「99%のGMは反論」 無かったMLBのオファー、代理人が明かしていた交渉
メジャー復帰を目指していたとされるバウアーだが…オファーは無かったか
DeNAは27日、トレバー・バウアー投手の2年ぶりとなる復帰を発表した。最低年俸でのオファーも受け入れる意向を明かすなど、最後までメジャー復帰を目指していたとされているが、オファーは無かったとみられる。
バウアーはドジャースに移籍した2021年に性的暴行などの疑いで複数の女性から訴えられ、194試合の出場停止処分などを受けた。不起訴処分となったものの、それ以来はメジャーの球団からはそっぽを向かれている状況だ。
2023年にはDeNAに電撃入団し19試合で10勝をマーク。2024年は元メジャーリーガーなども多く在籍し、打高と言われるメキシカンリーグで、10勝0敗、防御率2.48と無双。それでも、メジャー球団からの見方は変わらなかった。
昨年12月28日(日本時間29日)には米ポッドキャスト番組「The Big Leagues Daily」で司会を務めるダン・クラーク氏が「トレバー・バウアーは、ほとんどのMLBチームでローテーションを務められるだけの能力を依然として持ち合わせている。しかも、本人はリーグ最低年俸でプレーすると言っているのだ。ローリスクの1年契約がオファーされていないことは不条理だ」と投稿。バウアーもこれをリツイートした。
さらに、バウアーの代理人を務めるレイチェル・ルーバ氏はクラーク氏に返信する形で「正直に言うわ。彼はほとんどのチームMLBでローテーションの1番手か2番手を務めるだけの能力を依然持ち合わせているわ。でも、99%のGMはそれに反論するの」と交渉の状況を伝えていた。
DeNA復帰が発表され、バウアーはビデオメッセージで「僕にとって沢村賞とサイ・ヤング賞を取ることは本当に意味があることなんだ。それができたら野球人生の中で最高の栄誉だと思うし、今年はそれを成し遂げたいと思っている」と目標を宣言。17日に34歳となったバウアーは、今後どのようなキャリアを歩むのだろうか。
(Full-Count編集部)