米記者が追いかけた“日本の怪物” 突然のMLBスカウト扱いで「一面に載っちゃった」

ドジャース・佐々木朗希【写真:ロイター】
ドジャース・佐々木朗希【写真:ロイター】

大船渡高時代の朗希フィーバーを取材していた米記者

 ドジャースとマイナー契約を結んだ佐々木朗希投手への期待が、現地ロサンゼルスで高まっている。ドジャース地元有力紙「ロサンゼルス・タイムズ」のYouTube番組「Dodger Debate(ドジャース討論)」に出演したコラムニストのディラン・ヘルナンデス氏は「ササキは最低保証年俸でプレーするが、今季が終わる頃には(MLBで)10本の指に入る選手になっているかもしれない」と高く評価した。

 番記者のジャック・ハリス氏とコラムニストのビル・プラシキー氏と共に出演した同番組では、まだ金の卵だった佐々木の将来性を見抜いたヘルナンデス氏の“慧眼”が話題となっている。大船渡高(岩手)時代の佐々木の投球を球場で見たヘルナンデス氏は、5年前のコラムで大投手になることを予測していた。

 出演者から称えらたヘルナンデス氏は「だって彼は100マイル(約160キロ)の球を投げていたんだよ」と笑顔。佐々木のポテンシャルの高さは一目瞭然だったことを明かした。

「あの時のことでおもしろいのが、彼の高校はオオタニの出身県にあって、地方の高校なんです。彼がプレーしていた球場は、オオタニの高校とつながっている公園の中にあった。たぶんこの試合を取材に来ていた記者が300人ぐらいいました。私、(新聞の)一面に載っちゃったんですよ。ササキの囲み取材の後、私も囲み取材を受けました。皆さんに色々聞かれて、『スカウトなんですか?』と聞かれました。『彼はかなりいい選手に見えますよね』なんて答えました」。当時の“朗希フィーバー”を振り返った。

 米国でまだ1球も投げていないにも関わらず、高校時代のことが話題に挙がるほど注目を集める佐々木。現地での期待は日に日に高まっている。

(Full-Count編集部)

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