「以前ほど大谷のファンではない」 断ち切りたい憧れも…元二刀流の怪物に滲む“葛藤”

パイレーツのポール・スキーンズ【写真:Getty Images】
パイレーツのポール・スキーンズ【写真:Getty Images】

2024年新人王のポール・スキーンズが語った“大谷愛”

 昨季11勝を挙げて新人王に選ばれたパイレーツのポール・スキーンズ投手が米スポーツ局「MLBネットワーク」に出演した。憧れの存在であるドジャース・大谷翔平投手について、改めて“愛”を語った。

 カリフォルニア州フラートン出身のスキーンズは、2023年全米ドラフト1位指名。昨年5月にメジャーデビューすると、最速164キロの剛速球を武器に快投を連発。オールスターにも選出され、史上初のメジャー1年目による先発投手の栄誉を手にした。最終的に23試合に登板し、11勝3敗、防御率1.96、170奪三振の成績を残し、新人王を手にした。

 かねてより大谷への憧れを口にしており、昨年6月の打者・大谷との初対決は空振り三振、中越え15号2ラン、右前打という結果だった。8月の2度目の対決では3打数無安打に封じた。

 番組司会者のグレッグ・アムシンガー氏から、現役選手で1番の選手を問われたスキーンズは「エンゼルスファンとして育ったから、オオタニが大好きなんだ。(メジャーリーガーになったので)以前ほどファンではなくなってしまったけど、球界最高の選手でないと否定することは難しいね」と変わらぬ“大谷愛”を語った。さらに「投手としてプレーしなかった去年ですら、球界最高の選手だったかもしれない。今年から投球を再開するから、彼の活躍を楽しみにしているよ」と続けた。

 スキーンズは大学時代、投手、捕手の二刀流だったことから、アムシンガー氏は「私は君が大学時代に打者として活躍したこと、そして闘争心があることを知っています。彼が毎年のようにナンバーワンの座に居続けるのであれば、パイレーツに打者復帰を懇願しますか?」と直撃。これにはスキーンズも「必要であれば(懇願も)辞さないよ! でも、今は投手に専念しないといけないんだ!」と答えると、スタジオは大爆笑に包まれた。

(Full-Count編集部)

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