大谷翔平、術後最速153キロ ロバーツ監督は称賛「ビッグステップだ」「グレートだ」

取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】
取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】

キャンプ3度目のブルペンで25球

 ドジャースの大谷翔平投手は22日(日本時間23日)、アリゾナ州グレンデールの球団施設でキャンプ3度目のブルペン入りし、キャンプ最多の25球を投げた。フォーシームは最速95マイル(約152.9キロ)を記録。ロバーツ監督は「ビッグステップだ。フォーシーム、ツーシーム、カットボール。とてもいい球だった」と称賛した。

 投手・大谷が復活へ大きな一歩だ。この日の最速95マイルは2023年9月の右肘手術後最も速い球速だ。ロバーツ監督は「グッドだと思う。速球は最速95マイル(約152.9キロ)だったから、グレートなことだ。球数も増やすことができた。ショウヘイにとっては、本当に明るい一日だった」と称えた。

 前回18日(同19日)のブルペンでは94マイル(約151.3キロ)だった。20日(同21日)の取材対応で「次回のブルペンでもう少し、ワンステップ強度を上げられたら」と今後を見据えていたが、その言葉通りの投球となった。さらに、この日からカットボールを解禁。ツーシームを2球続けて投げた場面ではマスクを被った正捕手スミスに対して、「ラスト・ワン・イズ・ベター?」と英語で確認する場面もあった。

 ロバーツ監督やフリードマン編成本部長、ゴームスGMら球団首脳が集結した。山本由伸投手もネット越しから見守る中での投球練習となった。週末とあって、300人を超えるファンが熱視線。投球練習後には拍手に包まれた。

 2、3月のオープン戦で登板する予定はなく、投手復帰は5月頃と見込まれている。ロバーツ監督は2月末のオープン戦で打者として初出場させる考えだ。徐々にペースアップしていく。

【実際の様子】ロバーツ監督が熱視線 大谷翔平だけに見せる“特別な表情”

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