佐々木朗希は「グッド」 いきなり被弾の洗礼も…ロバーツ監督称賛「球速良かった」

ライブBPに登板したドジャース・佐々木朗希【写真:荒川祐史】
ライブBPに登板したドジャース・佐々木朗希【写真:荒川祐史】

ホワイトソックス打者と対戦、3回途中2安打1失点

 ドジャースの佐々木朗希投手は25日(日本時間26日)、アリゾナ州グレンデールでホワイトソックスの打者を相手に登板した。3回途中38球を投げ、1奪三振2四球、2安打1失点だった。デーブ・ロバーツ監督は球速が90マイル中盤(約151キロ〜154キロ)だったと明かし、「グッド。3回を投げて、球速も良さそうだった。スプリットは打者が追いかけることも多かった。変化球も交ぜていた。(調整段階的に)球速は期待通りの感じだ」と目を細めた。

 佐々木はいきなり洗礼を浴びた。初回、先頭カイル・ティールに甘く入ったフォーシームを右越えへ。しかし2死からスプリットで空振り三振を奪うなど片鱗を見せた。2回は内野ゴロ3つで3者凡退。当初は予定がなかった3回も続投し、四球、左中間二塁打、四球で降板となった。「マーク・プライヤー投手コーチに『体調が良さそうだ』と話をして、マークも続投することに不安はなかった」と“おかわり登板”の舞台裏を明かした。

 注目度は抜群だった。左翼ファウルゾーン付近にはロバーツ監督やフリードマン編成本部長ら球団首脳がズラリ。大谷翔平、山本由伸両投手も見守った。指揮官は「投手コーチたちに話を聞いてみたが、彼の登板に我々はかなり満足している」と話した。

 3月19日に東京ドームで行われるカブスとの開幕第2戦で先発する予定だ。ロバーツ監督は「彼は完成品ではない、我々もそう考えている。球種がメジャーの打者相手に通用するかを見れば、彼の自信は増し続けていくだろう。現在、トレーナーや投手コーチらとルーティンをうまくこなしている。メジャーリーグに慣れているところ。改めてだが、彼はいい位置(状態)にいるよ」と期待を込めた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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