ド軍で“本性”を見せた大谷翔平… 地元記者が気づいた変化「見たでしょう?」

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

地元紙ドジャース番記者は「ドジャースはいい仕事をしたと思う」

 昨季は自身初のワールドシリーズ制覇を経験したドジャースの大谷翔平投手は、今季中の二刀流の復活に向けて着々と準備が進む。ドジャースとして2年目の開幕を前に、地元記者は“ある変化”を指摘している。

 米ポッドキャスト番組「ドジャース・テリトリー」は25日(日本時間26日)に公式X(旧ツイッター)で、大谷について「彼はただただ、とても楽しんでいる」と表現した。番組に出演した地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のマイク・ディジョバンナ記者が、1年前と比べた変化を語っている。

 同記者は「彼は(以前と比べて)ずっと心地よく過ごしている。去年ヤマモトがここにいたことが一助になったと思う。今では日本人チームメートが2人いる。そしてワールドシリーズ制覇。それを上回るものはない」と指摘。山本由伸投手に加え、佐々木朗希投手という新しい仲間が加わった環境の変化が、大谷にとってプラスの効果をもたらしていると述べた。

 さらに先日、大谷がデーブ・ロバーツ監督にイタズラを仕掛けたことにも言及。「彼は(以前より)もっと心地よく過ごしているように見える。彼がさらに心地よく過ごせるようにドジャースはいい仕事をしたと思う。すでにデーブ・ロバーツにした意表をついた行動を見たでしょう? おもちゃの車とか。彼がただただ、とても楽しんでいることが分かる。一方では(野球には)全力で取り組んでいる」と、より精神面で余裕が生まれていると分析した。

 ドジャースに移籍して迎えた1年前は、2月末に真美子夫人との結婚を発表。3月に韓国で開かれたパドレスとの開幕2連戦の途中には、水原一平元通訳の不祥事が発覚するというショックな出来事もあった。激動の幕開けとなったシーズンだったが、前人未到の54本塁打、59盗塁を達成。ワールドシリーズ制覇に貢献し、ナ・リーグMVPに輝くなど充実した1年となった。

 大谷は打者として28日(同3月1日)のエンゼルスとのオープン戦に初出場する予定。投手としてはオープン戦で登板する予定はなく、投手復帰は5月頃と見込まれている。野球を全力で楽しむ境地に達している大谷が、今季はどのようなプレーを見せてくれるのか。3月18、19日の東京での開幕戦に向け、日米から注目は高まっている。

(Full-Count編集部)

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