引退しているのに…大谷年俸の“4倍”14億円の衝撃 51歳まで支払い継続のカラクリ

4年前に引退したクリス・デービス氏には14億円
メジャー最高峰に位置するドジャースの大谷翔平投手は、今季の年俸が200万ドル(約2億9800万円)だ。しかし、既に引退した複数の元選手には後払い契約により大谷と同等か、それを遥かに上回る金額が支払われることに、あらためて衝撃が広がっている。
米ヤフースポーツのX(旧ツイッター)アカウントは26日(日本時間27日)、「奇妙だが真実だ。ショウヘイ・オオタニは今シーズン、繰り延べ払いで一部の引退選手と同額の給料を受け取っている」と投稿。大谷以外に6人の元選手の名前と受け取る金額を並べた。
リストでは大谷が200万ドルで3番目に入っているが、その上には2021年にオリオールズを引退したクリス・デービス氏の916万ドル(約13億6400万円)、2021年にレッドソックスを引退したダスティン・ペドロイア氏の250万ドル(約3億7200万円)が入り、大谷を上回った。さらにマニー・ラミレス氏が200万ドル(約2億9800万円)、ライアン・ブラウン氏が180万ドル(約約2億6800万円)、ボビー・ボニーヤ氏が159万ドル(約2億3700万円)、そしてマット・ホリデー氏の150万ドル(約2億2300万円)が並ぶ。
今季、大谷の4倍以上の金額を受け取るデービス氏は、引退後の2023年から2037年の15年間で総額5900万ドル(約87億8300万円)を受けとることになっている。この支払いが終わる頃にはデービス氏は51歳になる。
大谷はドジャースに入団した2023年12月に10年総額7億ドル(当時1014億円)の巨額契約を結んだ。異例とも言える97%が後払いとなり、契約期間中は年俸200万ドル(約3億円)。2034年から10年間にわたって年6800万ドル(約103億円)が支払われる。
将来的に後払いとなるのは大谷も同様だ。だが、引退した元選手に現役最高の選手と同等以上の金額が支払われている実態に、SNSでは「この競技の中で、ずば抜けて最高の格安契約(笑)」という皮肉めいたコメントも書き込まれている。