大谷死球から脅迫被害…“戦力外”左腕がまた物議 今度はMVP男に…ファン怒り「勘弁して」

昨年はドジャースの大谷翔平らに死球→Xのアカウントを削除
ブルージェイズとマイナー契約を結んだリチャード・ラブレディ投手が、26日(日本時間27日)に行われたフィリーズとのオープン戦で、ブライス・ハーパー内野手に死球を与えた。昨年はドジャース戦での死球をきっかけに誹謗中傷を受けていた左腕。SNSのファンは「勘弁してくれ」と嘆いた。
ラブレディは6番手として登板。6回無死二、三塁で打席には2度MVPを獲得したハーパーを迎えた。抜けた直球が右肩付近を直撃し、衝撃によりハーパーのヘルメットは落ちた。ラブレディは両手で頭を抱え、会場からはブーイングが起きた。この回でハーパーは途中交代した。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のフィリーズ番マット・ゲルブ記者はSNSで初球も内角高めの球だったことに言及。またフィリーズは上腕三頭筋の打撲だと説明し、ロブ・トムソン監督が緊急の懸念事項ではないと語ったと伝えている。
この死球を見たSNSのファンは反応。「どうやったらこれいつも起きるんだ」「スプリングトレーニングでこれはあり得ないだろ」「なんてことだ。こういうのは今必要じゃない」「なぜオープン戦で内角に投げるんだ」「ここ数年で、同じようなことが何回ハーパーの身に起きただろうか」「ハーパーあぶなっと思ったけどよく見たらピッチャー去年大谷さんとマンシーに死球しちゃったラブレディだった」と怒りのコメントが並んだ。
昨年レイズに所属していたラブレディは、8月25日(同26日)のドジャース戦で大谷、マックス・マンシー内野手に死球を与え、ネット上で批判が殺到。試合後にはX(旧ツイッター)のアカウントを削除。その後も妻のマディーさんが「脅迫したり、私のアカウントをハッキングしたりする行為は一線を超えています」と中傷被害を報告していた。シーズン後の11月にレイズを戦力外となり、今年1月にブルージェイズとマイナー契約を結んだことが発表されていた。