侍Jの完全試合は終了も…「良かった!」 敵軍ベンチで広がる光景、日本人も笑顔

安打を放ったオランダ代表・デーソン・クロース【写真:小林靖】
安打を放ったオランダ代表・デーソン・クロース【写真:小林靖】

6番手の曽谷が2死から内野安打を許す

 野球日本代表「侍ジャパン」は6日、京セラドーム大阪で行われた強化試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vsオランダ」に臨み、8回2死まで完全試合を継続した。惜しくも快挙はならなかったが、「ほっこりした」「悔しいけど良かった」と安堵の声もあがった。

 あと4つのアウトだった。先発・種市篤暉投手(ロッテ)から始まり、侍ジャパンは自慢の投手陣がオランダ打線を圧倒。2番手の大津亮介投手(ソフトバンク)は2回32球無安打無失点3三振、3番手・齋藤友貴哉投手(日本ハム)、4番手・河野竜生投手(日本ハム)、5番手・杉山一樹投手(ソフトバンク)がそれぞれ1イニングを抑えきった。

 8回からは曽谷龍平投手(オリックス)がマウンドへ。簡単に2死を奪った左腕だが、6番のクローズを3-1から持ち直してフルカウントにする。その後は自慢の速球で空振りを狙うも、ファウルで粘っての8球だった。ボテボテの打球が三塁線を転がり、まさかの内野安打に。曽谷は少し気まずそうに、侍ベンチも悔しそうな表情を浮かべていた。

 一方、完全試合に抑え込まれていたオランダベンチは、やっとの1本に満面の笑みを浮かべた。試合中には観客席から「You can do it!」と喝を入れられる場面もあり、内野安打でも喜びはひとしおだったようだ。日本ファンからも残念がる声があがったが、「めっちゃニコニコしててこっちまでほっこり」「すごく嬉しそうで可愛かった」「オランダベンチ盛り上がってた」「オランダ代表に笑顔が出て良かったよ! 最後まで楽しんで欲しいなぁ」などろ反応が寄せられた。

(Full-Count編集部)

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