新衣装は「テンション上がる」 4度の“落選”経験も…掴んだ「華やか」ユニに歓喜

ダンス経験なしからの挑戦「諦めることが嫌いなので」
中日は23日、オフィシャルパフォーマンスチーム「チアドラゴンズ2025」のメンバー6人と新ユニホームを発表した。応募総数119人の中から選ばれた精鋭たちが喜びを語った。
新ユニホームをついに身にまとった新メンバーたちは「華やかでかわいい」「テンション上がる」と目を輝かせて写真撮影に臨んだ。とびきりの笑顔でポーズを決める彼女たちの背景には、それぞれのストーリーがあった。
小柄だがダイナミックなダンスが持ち味のSAAYAさんは、チアドラの先輩に心を奪われた1人だった。「幼いころバンテリンドームに野球を見に来た時に、キラキラしたチアの皆さんを見て憧れました。見ていて自然と笑顔になっていて、私も人を笑顔にしたいなと思ったのがきっかけでした」と、無邪気な笑顔で明かした。
新人6人のうち4人は、チアドラのキッズスクール出身。SHIORIさんもその1人だったが、決して順風満帆ではなかった。必死に努力したが、何度も落選を経験。「ダンスのレベルももちろんですが、優しくて可愛いイメージのチアドラゴンズに入るにはクールに見られる自分をどう変えていこうか悩みました」。自分に足りないものは何か見つめ続けた。
4回目のオーディションでついに夢にたどり着いた。「合格発表を聞いて泣きました。めっっちゃ嬉しかったです。家族へ報告した時もお互いに号泣していました」。喜ぶ家族の姿を思い出すだけで笑みがこぼれる。
AZUさんも複数回挑戦して夢を叶えた1人だ。「ダンス経験はなかったんです」といい、本格的にチアを目指し始めたのは高校生になってから。「大変な時もありましたが好きなことですし、諦めることが嫌いなので叶うまでオーディションを受けると決めていました」。周りよりもスタートは遅かったが、決して諦めずに走り続け、3度目の正直で合格までたどり着いた。
多くの苦労を乗り越えてたどり着いたスタートライン。過去の自分たちが憧れを抱いたように、球場を訪れたすべての人に精一杯の元気をお届けする。
(木村竜也 / Tatsuya Kimura)
