美女が忘れぬ1日「心臓の音が聞こえるほど」 狭き門を潜り抜け掴んだ“晴れ舞台”

中日のチアドラ2025の新メンバー6人が決定した
多彩な経歴を持つメンバーを加え、新体制となって始動する。中日は23日、オフィシャルパフォーマンスチーム「チアドラゴンズ2025」のメンバーと新ユニホームを発表した。新たに加入した6人がそれぞれ歩んできた道のりを振り替えり、喜びを語った。
「チアドラ2025」は応募総数119人の中から選ばれた6人の新メンバーと、2024年から継続の10人が名を連ねた。
新メンバーに選ばれたRIKOさんは「まさか受かるとは思っていなかったのでびっくりしました。ずっと憧れていたのでうれしい気持ちでいっぱいです。ずっと見てきてパワーを与えてくれた憧れの存在です」と狭き門を潜り抜けた喜びとチアドラへの思いを語った。
新しい顔ぶれの中で“異色”の経歴を持つのがYUMEさん。1年前までの5年間、BCリーグの栃木ゴールデンブレーブスでのチアの経験を持つ実力者だ。自身も愛知出身で祖父は熱狂的な中日ファン。家族に良い報告をしたいと1年前に“新挑戦”の覚悟を決めた。「正直ダメもとで受けていたのでとても嬉しかったです。前職の経験も役に立てられたらいいなと思います」と熱い思いを語った。
ドームでソフトボールをプレーした経験が、チアへの挑戦につながったのがSAYAさん。中学、高校とソフトボールに励んできたが、高校生の時訪れたバンテリンドームで心を動かされた。「チアの皆さんを見た瞬間に憧れて……。高校を卒業してから練習をスタートしました。小学生の時にダンスはしていましたが、周りのみんなより遅れていました。なので、巻き返すぞという気持ちで必死に努力してきました」。
オーディションでは1回目、2回目ともに落選を経験。3度目の試験は人生で最も緊張した日となった。「初めて心臓の音が自分で聞こえるほど緊張して、合格と聞いた後もドキドキが止まりませんでした。やっと受かって……たくさん泣きました」と忘れられない1日を振り返った。
ようやくたどり着いた憧れの場所。応援してくれた人たちへの感謝を胸に、思い切り輝いてみせる。
(木村竜也 / Tatsuya Kimura)
