“金満”ド軍をハーパーが擁護「文句を言うのは敗者」 ライバルが明かした本音

試合前にハーパーが記者団の質問に答えた
【MLB】フィリーズードジャース(日本時間5日・フィラデルフィア)
オフに大型補強を敢行し、開幕から快進撃を続けるドジャースには、“金満球団”という批判も少なからず存在する。しかし、フィリーズのスター選手、ブライス・ハーパー内野手は4日(日本時間5日)、その風潮に異を唱えた。
本拠地でのドジャースとの試合前、ハーパーは記者団に「みんなが賛同するか分からないけれど、彼らのやっていることに対して文句を言うのは敗者だけのような気がする」と語った。続けて「彼らは素晴らしいチームで、素晴らしい組織だから、選手たちはドジャースに行ってプレーしたいと思うんだ」と強調した。
本拠地ロサンゼルスがプレーするのに魅力的な環境であることにも触れて「彼らは今後も選手を獲得し続け、選手を引き抜き続ける。ブルペンの先発投手や海外の選手も、ドジャースはやるべきことをやっている」と、そのチーム戦略を高く評価した。
日本人選手にも言及。大谷翔平投手にことは「本当にいい選手だ」と一言で絶賛した。一方、佐々木朗希投手に対しては、まだ名前を覚えていないのか記者に聞き直す場面も。5日(日本時間6日)に対決が見込まれるが、「まだあまり見ていないから多くは言えないけど」と答えるにとどめた。
強すぎるために批判を浴びることもあるドジャース。だが、メジャー通算336本塁打、MVP2度のハーパーは、実力者だからこそ分かる視点で、その強さと戦略をしっかりと認めていたようだ。
(Full-Count編集部)