大谷翔平がMLBに与える“ジョーダン級”の貢献度 米メディアは脱帽「唯一無二」

ファナティクス社CEOがポッドキャスト番組で熱弁
もはや米国のスポーツ史に残る英雄と比較される存在となっている。ユニホームやグッズを製造販売するファナティクス社のCEO、マイケル・ルービン氏が、ドジャースの大谷翔平投手の存在感を絶賛。米ポッドキャストの番組に出演し、バスケットボール界のレジェンドであるマイケル・ジョーダンと同じ程度の貢献度があると語っている。
米スポーツ局「FOXスポーツ」は8日(日本時間9日)、元フィリーズのライアン・ハワード氏らが司会を務めるポッドキャストの番組に出演したルービン氏のコメントを紹介。同氏は、大谷の世界的な知名度について「90年代にマイケル・ジョーダンがバスケットボールにしたのと同じくらいの貢献を野球にしている」と、その影響力を称えていた。
ジョーダン氏は全盛期から約30年が過ぎてもなお、使用モデルのスニーカーなどが売れ続けているスーパースター。ルービンCEOは「数字を見ると、彼がビジネスに対して何をしているかがわかる。彼はユニコーンだ、本当に唯一無二の存在だ」と語り、同社のビジネス面でも世界的な貢献度があることを熱弁した。
同社は大谷を含めて5000人のアスリートと個別にパートナーシップなどを結んで連携しているが、ルービンCEOは「その中でも彼は唯一無二の存在だ」と語っていた。同記事でも「ユニホームの出荷量は地元ロサンゼルスと日本以外でも広がりを見せていることが容易に想像できる」と分析。「彼の存在そのものが生み出す莫大な資金は、ドジャースが彼を中心に優勝できるチームを作るのを容易にしている」と、チームにもたらす効果を挙げた。
それだけではなく、大谷がメジャーリーグの知名度を世界的に高めており、グッズの売り上げも収益分配の仕組みを通じてより公平に分配されるため、記事では「MLB全体が得る利益も見逃してはいけない」と言及している。単なるスター選手を超え、世界のスポーツ界にインパクトを与え続ける大谷翔平。その存在は今や、スポーツビジネスの常識すら塗り替える存在となっている。
(Full-Count編集部)