韓国で監督ブチギレ…退場後に審判突き飛ばす「軽率な行動」 判定巡り暴言→翌日に謝罪

審判のジェスチャーを巡って誤解発生か
LGツインズのヨム・ギョンヨプ監督は11日、斗山ベアーズとの試合で、審判への暴言で退場となった。審判のジェスチャーがタイムだったのかファウルだったのかで誤解が生じ、指揮官は審判を胸で突き飛ばす事態となった。
5回のLGの攻撃で、ムン・ソンジュは左前打で出塁。1死からイ・ジュホンは三塁線へのライナー性の打球を放った。三塁手は飛び込んでダイレクトで捕球したかに見られたが、ボールはファウルグラウンドへとこぼれ、拾い直した三塁手は二塁へ送球してフォースアウトを奪った。三塁塁審はフェアグラウンドを指さしてフェアを宣告していた。
ムン・ソンジュは打球がグラブに入るのを見て一塁に戻っており、イ・ジュホンと2人が一塁にいる状況となった。イ・ジュホンが塁上に残って、2死一塁で再開されるかと思いきや、イ・ジュホンはファウルを打った形で打席へと戻った。
これには斗山のイ・スンヨプ監督がベンチを立ち、審判のもとへ駆け寄った。複数の韓国メディアによると、LG側は、二塁でフォースアウトとなった後に三塁審が両手を挙げてタイムを宣告したジェスチャーを「ファウル」のジェスチャーと捉えたようで、1死一塁で仕切り直そうとしたのだった。
結局、2死一塁で再開するとなったところで、LGのヨム・ギョンヨプ監督が抗議。審判団と話す中でボルテージが上がり、暴言で処分に。その後も怒りが収まらず、審判を胸で突き飛ばす場面も。球場は騒然となった。
韓国メディア「OSEN」によると、ヨム・ギョンヨプ監督は翌12日の試合前に謝罪。「ファンたちが見る前で私がちょっと軽率な行動をして、本当に申し訳ないと思う」と話したと伝えた。
ヨム・ギョンヨプ氏は2023年にLGの監督に就任。同年はチームを21年ぶりとなるレギュラーシーズン優勝に導いた。今季は11日終了時点で首位に立っている。