16失点大敗…野手登板で「ブルペンを温存できた」 ロバーツ監督は26歳右腕に失意

ドジャースは今季ワーストの16失点…8回からロハスが登板
【MLB】カブス 16ー0 ドジャース(日本時間13日・ロサンゼルス)
ドジャースは12日(日本時間13日)、本拠地でのカブス戦に0-16で大敗した。歴史的な敗北に、試合後の取材に応じたデーブ・ロバーツ監督は「ブルペンを温存できた」と笑顔がなかった。
この日先発した佐々木朗希投手は、2回にマイケル・ブッシュ内野手にメジャー初被弾を許したものの、味方の好守もあって渡米後最長の5回を投げ、4安打1失点の粘投を見せた。しかし後続のベン・カスパリウスが1回2/3を7安打6失点、ルイス・ガルシアが1/3回で3安打4失点と大乱調。“捨て試合”となったドジャースは、8回から野手のミゲル・ロハス内野手をマウンドに送った。
8回こそ無失点に抑えたロハスだったが、9回は一発を浴びるなど5失点。チーム全体では計16失点で完封負け。球団広報によると、ドジャースの16点差での敗戦はドジャースタジアムでの球団ワースト記録。16点差以上で敗れ、かつ無得点だったのは1965年以来初めてのことだった。
チームは6連戦の最中。シーズン序盤で少しでも疲労を軽減したいのは間違いない。ロバーツ監督は「忘れてシリーズを勝ち越すという気持ちが必要だ。終盤は酷い試合になってしまったけど、ブルペンを温存することができた。明日はグラスノーがマウンドに上がるし、ブルペンは全員起用できるからとても自信があるよ」と前を向いた、
一方で、佐々木の後を継いだカスパリウスに落胆したようだ。「今晩のベン(カスパリウス)は制球ができていなかった。スライダーはキレがなかったし、速球も失投があった。ケリーに投じた速球が外角にいくべきなのに、真ん中にいってしまった。そこから崩れていった。自分の投球ができていなかった」と、7失点した26歳右腕に奮起を促した。
(Full-Count編集部)