339発男が青バットで打席に立った驚きの真相 同僚が仕掛けたサプライズ

フィリーズのブライス・ハーパー【写真:Getty Images】
フィリーズのブライス・ハーパー【写真:Getty Images】

親友から手渡されたバットで打席へ

【MLB】ジャイアンツ 10ー4 フィリーズ(日本時間15日・フィラデルフィア)

 スター選手の粋な“発表”が話題を集めている。フィリーズのブライス・ハーパー内野手が、近く誕生する第4子の性別を試合中にさりげなく公表した。

 14日(日本時間15日)に本拠地のジャイアンツ戦に「3番・一塁」で先発出場したハーパー。打席中に特注バットで次の子どもの性別を明かしていた。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が15日(同16日)の記事で、その舞台裏を報じている。

 試合前、ハーパーは用具メーカーに、本拠地へピンク色と青色のバットを各1本届けさせた。その後、同僚のトレイ・ターナー内野手に「第1打席の前に女の子が生まれるならピンクのバットを、男の子なら青いバットを渡すことで(子供の)性別を自分に明かしてくれないか」と頼んだという。つまり、ハーパー本人は子どもの性別を知らなかったということだ。

 ハーパーの妻から“答え”を聞いていたターナーは当初、ダグアウトでピンク色のバットを手に取り、第4子は女児であるかのように振る舞った。しかし、ハーパーが打席に立つ直前に青いバットに取り替えて手渡し、正解は男児であることを告げた。

 この時の様子をターナーは「彼はとにかく興奮していた。彼は(性別が)どちらでも興奮していたと思うが、これで(男女)2人ずつになる。家族にもう1人加わる時はいつだって特別だと思う」と語った。ハーパーは2016年に結婚し、既に男児1人と女児2人が生まれている。

 31歳のターナーと32歳のハーパーの友情は2015年から、ともにナショナルズでプレーしていた時代に遡る。ハーパーは2019年に、ターナーは2023年にフィリーズへ移籍。記事では「ハーパーがフィリーズの幹部に、ターナーと契約するよう直談判した」と明かされている。

青いバットで打席に立つフィリーズのブライス・ハーパー【写真:Getty Images】
青いバットで打席に立つフィリーズのブライス・ハーパー【写真:Getty Images】

 今季はこれまで17試合で打率.250、3本塁打7打点のハーパー。MVPを2度、通算339本塁打を誇るスターは、次男の誕生に向けてバットで存在感を発揮してくれそうだ。

【実際の動画】男児誕生を告げる青いバットで打席に立つハーパー

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